aeonnous’s blog

Aeonnous教授の隠逸生活と意見

音盤渉猟

【音盤渉猟】心が折れそうな時は、、

心が折れそうなときは、むしろ、より一層大きな困難を味わって打ち勝った偉大な精神を思い出すしかありません。 バッハのヨハネ受難曲は、青春期、中年期、初老期のそれぞれ危機をのりこえさせるものでした。わたくしは、キリスト教徒ではありませんが、この…

【音盤渉猟】グレゴリオ聖歌 聖金曜日のインプロぺリア Improperia

NAXOS様のグレゴリオ聖歌の音源です。 I hereby share a link of Gregorian Chants by NAXOS. すべての傷ついた人々に心の平安が訪れますように。 May peace of mind be upon all the hurted. youtu.be リンク先は「聖金曜日のインプロぺリア」から始まりま…

【音盤渉猟】唖蝉坊「解放節」は百年たっても斬新だ

約100年前に登場した添田唖然坊の「解放節」は、社会的イントレランスを乾いたユーモアと痛烈な風刺で歌い上げます。 添田唖蝉坊・山路赤春/ 解放節 土取利行(唄・演奏) - YouTube これが本来の演歌、自由民権運動以来の、政治的メッセージを含む演説的…

【音盤渉猟】典雅にして優しい癒し バッハ「フランス組曲」by Yuan Sheng

昔、某国営放送で、「ピアノのおけいこ」という放送がありました。 中村紘子先生のご教授で、良家の子女とおぼしき生徒が一生懸命難しい曲を弾くようすを見るのがすきでした。 1970年代はじめごろ、私の家にはまだピアノもなかったのですが、フランス組曲の…

「1812年」音楽の受難と「戦争と平和」

チャイコフスキーの名曲「1812年」序曲は、1880年に作曲されました。 産業博覧会という国家イベント用のテーマソングだったわけですが、帝政ロシア時代の愛国心発揚のために、ロシア帝国国歌が挿入され、仏蘭西国歌 La Marseillaiseとの主題との相克…

戦艦ポチョムキンの反乱と「オデッサの階段」

今のウクライナ情勢については評論がたくさんありますが、ネットで氾濫している凡百の素人の感想話を聞いて時間をつぶすより、エイゼンシュテイン監督による往年のソ連映画「戦艦ポチョムキン」を見る方が、その歴史をよく理解できるでしょう。 ちょうど日露…

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第三番

最近、ロシアについては、暗澹たるニュースが多いですね。 ロシアの暗澹というと、思い出されるのはドストエフスキイの小説か、チャイコフスキーの「悲壮」となります。 チャイコフスキーの最期の絶唱は、交響曲第六番「悲壮」Patheticでした。暗澹たる人間…

ラフマニノフの交響的舞曲

10月もおわりとなり、秋も深まります。 このラフマニノフの交響的舞曲を最初に聴いたのが秋でしたから、かならず10月にはそのときを思いだします。一番最初に聴いたのを覚えているのは、1983年の秋、FM放送で聞き、甘美な感傷に鳥肌がたつ衝撃を受け…