aeonnous’s blog

Aeonnous教授の隠逸生活と意見

今週のお題「復活してほしいもの」 お菓子編

今週のお題「復活してほしいもの」 この年になると、正直、たくさんありますねえ。 お菓子で、もういちど食べたいのは、「明治ストロベリーパイ」ですねえ。 傍証によると、名前はどうやら「明治フレンチパイ スロトベリー」が正式だったようです。 ちょっと…

分断社会と五輪

五輪は1936年のベルリン大会で、各国のナショナリズム高揚の場となった。 優勝選手が多い国が強国であり、すぐれた体制であるという競争の場となった。 スポーツに国境はないといいながら、国境を設けて、国同士が競うこととなった。 もちろん、五輪では…

読書日記 「空海百話」(佐伯泉澄著)

弘法大師空海は、日本の文化史の中できわめて突出した存在、天才そのものでした。 当時、アッバース朝イスラム帝国とならんで世界の最大の先進国であった唐帝国の文明を短期間で習得し、しかも、独自の学説を形成するに至ったということは、他の遣唐使の秀才…

早手回しにホワイトデーの検討中  神田精養軒のマドレーヌ

だいぶ薄れていますがまだまだ義理と人情の日本の職場、義理にからめてチョコレートの配給があるかなと思い、お返しを早手回しに考えています。 今年は、昭和レトロに「神田精養軒のマドレーヌ」にしようかと検討中です。 https://edepart.omni7.jp/detail/0…

「現時点での今年の漢字」 「銭」

今週のお題「現時点での今年の漢字」 それは 銭 でしょう。 両替が困難となった小銭がいまやたいへん使いづらい世の中になりました。 新年早々、お賽銭をあつめた神社仏閣もこまっているようです。 明治以来長らく庶民の貯蓄をあずかってきた「ゆうちょ銀行…

十八史略 人物の鑑定法

中国の古典の人物鑑定学というのは、一時ずいぶんと流行した。 平成時代のビジネス書でも、教養書でも、孫子やら、史記やら論語やらの講釈が流行したものだった。もちろん、最近でも、「論語と算盤」が注目されたようだが、以前のような国民的流行というもの…

さようならテレビ

永井荷風のラヂヲ嫌いは有名であるが、音源で残された彼の山の手言葉は、本当に美しい。ゆえに、荷風先生は、ラヂヲを嫌悪されたのだろう。亡くなった岡崎久彦大使も、戦前の山の手言葉の響きがあった。 そんなことを言っても、もう誰もわからないかもしれな…

民主主義の本質と価値

19世紀の「古き良き時代」のヨーロッパに生まれ、二度の大戦の地獄の業火を見た法学者・ハンス・ケルゼンによる民主主義の論考です。 ケルゼンは、オーストリア・ウィーンで判事として働いていましたが、本書は、1929年、ケルゼンが書いた書籍です。その後…

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」

はてなブログ10周年特別お題「好きな書店10選」 この10年で、本屋もだいぶ少なくなってきましたね。ただ、ネット書店では手に取ることができませんが、書店では手に取って買うことができます。この違いは大きいです。 本屋とネット書店の違いはやはり、ソム…

武蔵国分寺跡

中央線沿線も、ほとんど都市化が完了してしまいましたが、国分寺駅の近くは緑がのこっていますね。南側の緑地の中心は、武蔵国分寺跡になります。奈良時代、今から1280年前の741年、聖武天皇の発願により各地に国分寺が 開かれました。武蔵國では、地…

ラフマニノフの交響的舞曲

10月もおわりとなり、秋も深まります。 このラフマニノフの交響的舞曲を最初に聴いたのが秋でしたから、かならず10月にはそのときを思いだします。一番最初に聴いたのを覚えているのは、1983年の秋、FM放送で聞き、甘美な感傷に鳥肌がたつ衝撃を受け…

谷保天満宮(東京都国立市)と門前のお蕎麦屋さん

写真は東京都国立市の谷保天満宮の大鳥居です。この夏に参拝し、付近を散策してきました。 社伝によると、東日本でもっとも古い天神様といわれています。 神社の敷地は、森におおわれ、武蔵野の面影をのこし、山や泉もあり、まことに荘重な自然の雰囲気があ…

Quo vadis? 何処から来て、何処に行く

弘法大師空海の「秘蔵宝鑰」のことばに、 三界狂人不知狂四生盲者不識盲生生生生暗生始死死死死冥死終 三界の狂人は、狂えるを知らず。 四生の盲者は、盲たるを識らず。 生まれ生まれ生まれ生まれて、暗き生は始まり、 死に死に死に死にで、冥(くら)き死に…