aeonnous’s blog

Aeonnous教授の隠逸生活と意見

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第三番

最近、ロシアについては、暗澹たるニュースが多いですね。 ロシアの暗澹というと、思い出されるのはドストエフスキイの小説か、チャイコフスキーの「悲壮」となります。 チャイコフスキーの最期の絶唱は、交響曲第六番「悲壮」Patheticでした。暗澹たる人間…

読書日記 「広告の転形期」と『にぎやかな未来』

広告の転形期がいわれて久しいですね。 昭和時代の成熟した広告文化をリードした雑誌『広告批評』は、2009年、インターネット広告の時代に入ったとして、終焉しました。 昨年からは、都内の電車から、雑誌の中吊り広告がほとんどなくなりました。 そもそも、…

今週のお題「復活してほしいもの」インスタントラーメン編

今週のお題「復活してほしいもの」インスタントラーメン編 それは、ずばり、 明星 劉昌麺 でしょう。「劉昌さんのお鼻はなぜ赤い、あさからばんまで味作り」というCMソングは、半世紀を経ても、私の脳裏から離れないのであります。その味も、先行する「明星…

今週のお題「復活してほしいもの」 お菓子編

今週のお題「復活してほしいもの」 この年になると、正直、たくさんありますねえ。 お菓子で、もういちど食べたいのは、「明治ストロベリーパイ」ですねえ。 傍証によると、名前はどうやら「明治フレンチパイ スロトベリー」が正式だったようです。 ちょっと…

分断社会と五輪

五輪は1936年のベルリン大会で、各国のナショナリズム高揚の場となった。 優勝選手が多い国が強国であり、すぐれた体制であるという競争の場となった。 スポーツに国境はないといいながら、国境を設けて、国同士が競うこととなった。 もちろん、五輪では…

読書日記 「空海百話」(佐伯泉澄著)

弘法大師空海は、日本の文化史の中できわめて突出した存在、天才そのものでした。 当時、アッバース朝イスラム帝国とならんで世界の最大の先進国であった唐帝国の文明を短期間で習得し、しかも、独自の学説を形成するに至ったということは、他の遣唐使の秀才…